【ファッション】新たなサステイナブルな形。トレンドに左右されない良いモノを持つこと 〜海外ラグジュアリーブランド編〜

海外ラグジュアリーブランドのファッションショー


衣食住を基本とする暮らしを豊かにするための大切な要素のファッション。昨今のSustainable (サステイナブル)の波はしっかりファッションへも波及しています。

その発端となるのは遡ること1990年代、Calvin Kleinの「No More Fur宣言」、すなわちリアルファーを使わない宣言。以降、Stella McCartneyがそれに続き、エコファー=サステイナブルである、という認識がいち早く広がりました。

近年だとラグジュアリーブランドの代表格のPRADAがRe-NYLONというプロジェクトを始動。廃棄物となるナイロン素材を再利用し、持続可能な社会、すなわちサステイナブルな社会を作ろう、という動きが有名です。

このように、サステイナブル、と一言でいっても、いろいろな手法があり、ファッション業界の中でもそのあるべき姿を模索している状態です。

ミニマルな暮らしをするためにも、サステイナブルな要素は切ってもきれないもの。

今回はリサイクルやエコファーといった概念ではない、「長くモノを使うこと」に焦点をあてた、妥協のないスタイリッシュでおしゃれな特集をご紹介します。

トレンドに左右されずにお洒落でいられる方法


ファッショントレンドは、主に年に2回開催されるファッションウィークで決まります。色や柄、シルエットに至るまで、数百、数千におよぶデザイナーが1年後の新作を発表するファッションウィーク。しかし、象徴的なデザインゆえ、毎日ヘビロテ、なんてことは難しかったりするのです。

一昔前までは「トレンドアイテムを取り入れる=おしゃれ」でした。毎シーズン、その時にあったトレンドを追って、クローゼットの中を総入れ替え。トレンドアイテムを追いかける、そんな時代でした。

ファッションに対するトレンドは、時代の流れとともに変わっています。もっとパーソナルで「自分自身のためのファッションを楽しんでいるヒト=おしゃれ」という概念に変わってきていると感じています。タイムレスなアイテムこそ、今手に入れるべきものではないでしょうか。

今回はそんなタイムレスなアイテムを毎シーズン提案してくれる素敵なブランドを3つ、ご紹介したいと思います。

Lemaire(ルメール)

1990年、クリストフ ルメールが自身を冠した「クリストフ ルメール」のブランドを設立。2010年にはHermes(エルメス)のウィメンズのデザイナーにも就任したことのある、実力派デザイナーです。日本では2015年からUNIQLOとのコラボを実施していることで有名ですね。ユニクロとルメールのコラボラインのUNIQLO Uの商品をお持ちの方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。


ルメールの特徴は絶妙なカラーリングと高級な素材使い。

カラーはベージュやブラウン等、いわゆるくすんだParisらしい色合い。同じ系統の色を重ねることで服の奥行きを出す手法は時代や性別を超越し、着る人の魅力を最大限に引出します。

Peter Do(ピーター ドゥ)

2018年にNYでピーター ドゥが設立したブランド。もともとPeterは熱狂的なファンを多く抱えていたPhoebe Philo(フィービー ファイロ)が率いるCELINE(セリーヌ)の元で修行を積んでいるため、Next Phoebeの声も高く、デビューして間もないながらも、DOVER STREET MARKETやADELAIDEなど、実力派の有名セレクトショップにも商品が並んでいます。


ピーター ドゥの特徴は、テイラーリングと高級な素材使い。

マニッシュなデザインが得意なPeterは、ジャケットやコートなど、非常に技術力の必要なテイムレスピースを主軸とした商品展開を行っています。着る人の強さや自立心を象徴し、背筋がぴんとなるような洋服ばかりです。レイヤードスタイルで魅せるアイテムが多いので、いろいろな着回しができることがGoodですね。

BOTTEGA VENETA(ボッテガ ヴェネタ)

1966年にイタリアで設立されたレザーブランド。イントレチャートという、レザーを編みこんだデザインは誰しも目にしたことがあるはず。

2019年まではBOTTEGA VENETA=ダサイおじさん/おばさんブランド、という認識がすごく強かったのですが、2019年にこれまた元CELINE所属のDaniel Leeがデザイナーに就任すると瞬く間にトップブランドとして蘇りました。

ブランドのアイコンであるイントレチャートを再解釈し、巨大化&ぷくぷくさせるアプローチにより一躍人気になったPadded Cassetteシリーズ。タイムレスなアイコンバッグとして幅広い層に人気のこのバッグ。40万近いお値段にもかかわらず、このご時世に毎回入荷後即完売、なんてこともあるようです。押し入れの中で眠っていたイントレチャートをうまく組み合わせて、クローゼットのお宝をもう一度蘇らせてみるなんていうのはいかがでしょうか。

まとめ

トレンドに左右されず、いいモノを持つことは、末長く愛用するだけではなく、組み合わせ次第でクローゼットの中に眠っていた洋服を蘇らせることも可能です。「良いものを長く使う」という日本人らしいサステイナブルな形を実践してみてはいかがでしょうか。

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