ビタミンCは外から補給するしかなく、身体の中で作られない?

ビタミンCは、からだの外からも内側からも、健やかで美しいからだを作るためには重要な成分です。メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ効果があり、コラーゲンの合成にも必要不可欠な成分なのですが、残念ながらヒトは体内でビタミンCを合成することができません。そのため、化粧品として肌に塗布するか、野菜や果物などの食品から摂取する必要があります。

ビタミンCの不足は、免疫力の低下や壊血病といった病気に至る場合も

ビタミンCの成人における1日の推奨摂取量は100㎎(2015年版食事摂取基準)と設定されています。ビタミンCが不足してしまうと、免疫力の低下や壊血病といった病気に至る場合もありますし、肌荒れの原因にもなるため、上手に摂取することが大切になります。
食品から摂取する場合は、柑橘類、赤ピーマン、トマト、アセロラ、イチゴなどに多く含まれているため、これらの食品をバランスよく摂取することが大切です。

バランスの良い食事と化粧品による肌への塗布を組み合わせて、内と外の両方からのケアが鍵

しかし、ビタミンCはからだ中いたるところで働いていることと、不安定で壊れやすい成分であることから、充分な量のビタミンCを食物だけから摂ろうとすると相当な量になってしまうと言われています。肌荒れを改善するためにビタミンCを摂取しても、すべてが肌のために使われるわけではありません。そのため、バランスの良い食事と化粧品による肌への塗布を組み合わせて、内と外の両方からケアすることをお勧めします。