長年同じスキンケア化粧品を使っていませんか?確かに、慣れたものは安心感がありますよね。でもちょっと待って。お肌の状態は、年齢や季節、食生活や睡眠、ストレスなどの環境、さらにお手入れ方法によっても大きく変化するもの。 もしかしたら今使っているスキンケア化粧品は、すでに肌に合わなくなってしまっているかも知れません。そこで今回は、スキンケアの見直し方法についてご紹介いたします。
POINT.1 まずはお肌の状態を知ろう
今使っているスキンケア化粧品が自分のお肌にあっているかどうか、まずはお肌の状態をセルフチェックしてみましょう。セルフチェックの方法はとっても簡単です。まず、両方の手のひらで頬を抑えるように触ってみてください。
その手が吸いつくような、モチモチとした肌なら、状態は良好。今のお手入れがぴったりで、続けても大丈夫というサインです。一方、ベタベタする人は、肌内部のうるおいが逃げて、過剰な皮脂が分泌されてしまっているのかも…。反対に、表面がさらっとしていたり、カサカサしていたりする場合は、肌が乾燥していてうるおいが足りていないというサイン。 こういった方はスキンケアを選び直して、早めにケアする必要があります。
POINT.2 何が自分の肌に足りていないのか?
では、どうやって自分に合ったスキンケアを見つけたらいいのでしょうか。
まずここで考えたいのは、「美肌」とは、どういった状態の肌を言うのかということ。美しい肌とは、「うるおい」「ツヤ」「透明感」「キメの細かさ」「ハリと弾力」が全て備わっている肌のことを指します。だから真の「美肌」を叶えるには、「この中の何が自分の肌に何が足りていないのか」を自覚して、それを改善したり補ってくれるアイテムを選ぶことが大切です。
万一シミやシワなど、肌になんらかのお悩みがあるのなら、最初にそれを解消してくれるスキンケア商品を選ぶのもおすすめです。
POINT.3 「肌自らの自立を促す」スキンケア化粧品選びを
さらに、この時気を付けるべきは、肌を甘やかしすぎるアイテムを選ばないということ。例えば、保湿効果の高いクリームは、一時的に潤いを与えてはくれますが、使わなくなった途端に乾燥がひどくなる…といったトラブルも起こり得ます。これはクリームによって与えられる保湿成分により、肌が「自分から潤いを出さなくてもいい」と判断してしまっているからなのです。
このように、過剰にケアをしてくれるスキンケアは、肌にとって“甘やかし”の素になってしまうことがしばしばあります。最近は、肌自らが潤う力をサポートしたり、ターンオーバーが乱れやすい時期に役に立ってくれるものなど、「肌自らの自立を促す」スキンケア化粧品が誕生しています。これらの中から自分の肌に合ったものをみつけて、スキンケアだけの力に頼らず、「自活する」肌づくりを目指してみてはいかがでしょうか。
POINT.4 肌に負担をかけない成分を吟味して
また、残念ながらスキンケア商品のなかには、防腐剤や合成界面活性剤、添加物など、肌に負担を与えてしまう恐れのある成分が配合されているものもあります。
購入前に商品の成分をよく見て、こういった肌に負担を与えてしまうものは極力避け、「自分の身体に最も安心で心地いいもの」を選び出すことが重要なポイントです。
特に合成界面活性剤は、皮膚の良い常在菌と悪い常在菌、両方を弱らせ肌のバリアを低下させてしまうものもあります。時間が経てば少しずつ戻りますが、その間、肌はさまざまな刺激を受けやすくなり、傷なども治りにくくなってしまいますので注意が必要です。
まとめ
いかがでしたか。寒さが増して、乾燥も進むこの季節は、特に肌にストレスがかかりやすいタイミングです。ぜひ一度自分の肌をチェックして、現在の肌の状態に合った、そして「自分の身体に最も安心で心地いい」と感じられるスキンケア商品を選んでみてくださいね。
<参照>
『何をやってもダメだった肌がよみがえる美肌理論』現代書林/岩永琴恵著
自分に合ったスキンケアの選び方|美容のプロに聞いてみました! ORBIS
肌が本来持つ美肌機能に頼って内側から美しく。ヒト幹細胞培養液配合で肌内部の自立を促す「BABY PEPTIDE」