カリスマ・パーソナル鍼灸師 影島陽祐先生直伝!夏までに実現したい!すぐにできる脚痩せのコツ

暑さが増し、どんどん薄着になる季節。でも冬のあいだのおこもり生活ですっかり太く大きくなってしまった太ももやふくらはぎが気になる…。

そんな方に朗報!諦めるのはまだ早い!今回は、夏までに脚痩せを実現するための”秘訣”を、パーソナル鍼灸師としてご活躍の影島陽祐先生にインタビュー。脚痩せに効果的な体操やセルフメソッド、毎日の生活で気をつけたいポイントについて、教えていただきました。

Profile:
影島 陽祐 (YOUSUKE KAGESHIMA) パーソナル鍼灸師/HALII TOKYO鍼灸整体院 院長

鍼灸・柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師の国家資格を取得後、外傷処置やリハビリ、アスリートのケアに従事。その後、人の健康と美のサポートに携わるべく、HALII TOKYO鍼灸整体院を設立。VIPを含め多くの患者を抱える治療院の院長を務める傍ら、理論と技術を備えたセラピスト“選ばれる施術家”の育成にも尽力している。

POINT.1 そもそも、脚が太くなる原因とは?

脚が太くなる原因の1つに、猫背、ガニ股など姿勢の悪さがあります。前回<たるみ・シワ編>でもお伝えしましたが、姿勢が悪いと、「よく使う筋肉」と「全然使わない筋肉」の差が生まれます。脚で言えば、下半身に集まる血液を、心臓へと戻すポンプのような役割を果たすふくらはぎや、脚の指、脛の筋肉などが動きにくくなりがち。これにより、血液やリンパの流れが悪くなり、老廃物が溜まり、脚はむくみやすくなってしまいます。さらに、冷えて、脂肪もつきやすくなるのです。

脚を組むのもよくありません。脚を組むと、片側の脚の筋肉だけがストレッチされ、もう片側は筋肉を使わない状態になるので、左右で差が生じてしまいます。とは言え、急に脚を組むのを止めるのも難しいもの…。ですから、どうしても組まれたい方は交互に組んで、バランスを取ることを心がけてみてください。

ちなみに脚を組む姿勢は、実は猫背が求めているものだということをご存知でしたか?猫背の姿勢では、脚を組んだ方が、身体が丸まって楽な姿勢だと感じやすいからです。シャキッと正しい姿勢の人は、脚を組むと逆に辛いと感じるはず。ということは、普段から良い姿勢を心がけていれば、自然に脚を組む習慣も治ってくるかもしれません。

POINT.2  脚やせには“正しい”スクワットが効果的!

脚痩せに最もおススメの体操はスクワットです。なぜならスクワットは、足首、ふくらはぎ、太もも、おしり、腹筋・背筋まで、連動した運動ができるから。使っていない筋肉や血流のポンプを全て呼び起こせる運動なのです。代謝が上がって冷えも改善、むくみや下半身太りの解消が期待できますよ!ただし、スクワットのやり方には要注意。間違ったスタイルで取り組むと、また「よく使う筋肉」と「全然使わない筋肉」の差が出てしまいます。これからお伝えする4つのポイントに注意して、正しい方法で行ってください。

まずポイントの1つめは、絶対に猫背で行わないこと。画像にある胸椎を意識して、首や腰を反るのではなく、胸から反って行ないましょう。2つめは、イスに座るようなイメージで、ストンと真下にしゃがむこと。みなさん腰を引いて後ろに身体を持っていきがちなのですが、それは間違いです。3つめのポイントは、しゃがむ時に、膝とつま先は身体に対して45度をイメージして、同じ向きに揃えること。そして4つめは、しゃがみすぎて、膝がつま先より前に出ないようにすることです。

この4つを意識するだけで、効果が全く変わってきますよ。あと細かなポイントとして、呼吸法があります。息を吐きながらしゃがみ、立ち上がる時に息を吸ってください。そして、スクワットの間はおへその下に力を入れて、腹圧をかけておきましょう。回数は自分が気楽に続けていける回数を心がけてください。おすすめは、10回×2セットを基本として、物足りなければセット数を増やす方法です。いきなり50回を一週間やって脱落するよりも、余裕の回数を一ヶ月続けた方が断然効果がありますよ。

もう1つ、むくみの改善におすすめのセルフメソッドがあります。それは足首を回すこと。片脚の指と片手の指を、いわゆる「恋人つなぎ」の形でがっしり握手して、足首をぐるぐる回してください。片側10回ずつやるだけでも、血流がかなり良くなります。寝る前にやっておくと、朝スッキリむくみがとれるので、ナイトルーティーンにおすすめです。

POINT.3 脚やせを妨げる原因は生活習慣にも!

脚痩せのために生活習慣で注意が必要なのは、水分補給、呼吸、睡眠です。水分はみなさん「摂っている」と思うかもしれませんが、それはコーヒー、緑茶、紅茶ではありませんか?この3つにはそれぞれ効能や栄養もありますが、利尿作用によって対外に排出される分も多いので、水分には含みません。水分補給にはやはり水を。摂取量は、きちんと3食食事を摂っている人なら、食事にも水分を含んでいるので、水は1日1.5リットルくらいで大丈夫です。ただし、腎臓や胃など内臓に不調がある方は、一度にたくさん飲むと体調が悪くなってしまうことも…。少しずつ小分けにして飲むことを心がけましょう。

呼吸で大切なのは、姿勢を正し、息を吐くことを意識するということです。人間は生きるために必ず息は吸いますが、姿勢が悪いと横隔膜が固くなり、息を吐く量が少なくなってしまいがち。すると吸う量も減り、体内の酸素が減ることで細胞の活動が鈍り、新陳代謝もスムーズにいかなくなってしまいます。まずは、日頃から吸うより吐くことを意識してみてください。

睡眠については、質を良くすることが大切です。そのためには、大前提として、10時前には布団に入ることがおススメ。そして、寝る前にはブルーライトが発生するスマホは見ないこと。さらに、コーヒーやエナジードリンクなどカフェインを含むドリンクは、15時以降には飲まないことです。ご存知でしょうか。人間の体がカフェインを分解するには、約9時間も必要なんですよ。カフェインが体内に残っていると、脳が覚醒状態になるので、質の良い睡眠がとれません。これらを注意するだけで、だいぶ睡眠の質が向上し、代謝もアップしますので、ぜひやってみてくださいね。

POINT.4  細い脚をキープするための「おしりストレッチ」

スクワットや生活習慣の改善で細い脚を手に入れたら、それを長くキープしたいですよね。そこでおすすめなのが、おしりのストレッチです。おしりが凝ると、再び血流が滞り、脚が太くなってしまう危険性があるからです。

僕が教える、このおしりのストレッチはとっても簡単です。まずイスに座って姿勢を正し、片足を組みます。その状態で両手を股関節に当ててください。そして、その触れている部分からガラケー(折りたたみ式携帯端末)のように、ペタンとまっすぐ身体を折ってください。この時、「し」の字のようなカーブにならないように注意して。目線は前に、おへそを前に突き出すようなイメージです。

これだけで、かなりおしりが伸びます。少し痛いですが、伸びていると感じる角度で15~20秒程度キープして、左右とも同様に行ってください。このストレッチもナイトルーティーンにおすすめですが、デスクワークの方でしたら、トイレ休憩と同じくらいの頻度で、毎日に取り入れるのがおすすめです。

まとめ

「すぐにできる脚痩せのコツ」いかがでしたか?すらりとした脚は、どんなお洒落よりも、自分に自信を与えてくれそうです。それはお肌にも、同じことが言えるのではないでしょうか。毎日のセルフケアや運動、ぜひ続けてみられてくださいね。 影島先生にはこれからも、鍼灸や整体の知見から、美へのさまざまなレクチャーをいただきます。どうぞご期待ください。


構成/笹間 聖子

<影島陽祐先生のInstagramはこちらから↓>
https://www.instagram.com/kg_yan2_ysk/?hl=ja

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https://www.instagram.com/halii.tokyo_akasaka/



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