都内から電車や車で約2時間と気軽に行ける箱根。気軽に行ける温泉地として大人気の観光地です。箱根湯本駅周辺のメイン通りには色々なお店があり、地元ならではの料理や食べ歩きを楽しむことができます。一方で裏通りや駅から少し離れた静観な街並みのなかにも珍しい、こんなお店が!?と思わず見逃してしまうような名店があります。
今回は箱根の入り口箱根湯本駅周辺の路地裏にある、ミニマリストに立ち寄って欲しい隠れた名店を紹介します。
箱根銘菓 湯もち本舗 ちもと
昭和25年創業の歴史のある老舗和菓子店。箱根の和菓子屋さんと言えば「ちもと」と連想されるほど地元や観光客にも愛されるお店です。本店は箱根湯本駅前商店街の終点場所から湯場滝通りを歩いて10分ほどのところにあります。
気軽に立ち寄りたい方は、商店街の終点場所付近にも支店のカフェ「茶のちもと」があり、こちらでもお楽しみいただけます。
定番は白玉粉を練り上げたお餅の中に羊羹が練り込まれている「湯もち」。お餅なのにマシュマロのようなふわふわ食感でファンも多い一品です。その他、お団子やモナカなど和菓子が数多く取り揃えられており、お土産としても人気のお店です。
無駄の無いシンプルな味がまた満足度を上げてくれます。
うろこの宮 ととや
商店街の路地裏にある「うろこの宮 ととや」は、外観はおしゃれでシンプルな作りになっていて、一見ミュージアムのような雰囲気。お店に入ってみるとそこはなんと、小魚や干物などの魚介類加工食品のお土産を販売しているお店。ご飯やパスタに合いそうな商品がラインナップされています。よくあるお土産屋さんのように、たくさんの陳列がされているのではなく、まさにミュージアムを感じさせるように、最小限のアイテムがディスプレイされているので、1つひとつの商品を丁寧に見てみようという気持ちにもなります。
店主こだわりの厳選された商品は「いかのガーリックオイル」や「お菓子海苔」と、どれも珍しいものばかり。
ショップカードやホームページはありますか?と尋ねると「全然宣伝する気がないから無いんだよね〜」と店主の無邪気な笑顔とともに。本物の隠れた名店です。
うろこの宮 ととや[食べログ]
808 Monsmare(モンスマーレ)
こちらもメイン通りから曲がったところにある本格イタリアンの「808 Monsmare」。両隣にレストランとジェラートのお店があるのですが、今回はジェラートを紹介。
見た目からしてフレッシュ感がありそうなジェラートは、店内で全て手作り。
ピスタチオ・オレンジ・ヘーゼルナッツや季節限定の味など、1つに絞ることが難しいラインナップを展開。素材そのままを凝縮して作り上げているので旨味が濃厚に感じられ、後味爽やかに仕上がっている本格ジェラートです。手作りならではの素材本来の味を楽しむことができます。
お饅頭やかまぼこなどをメイン通りで食べた後のお口直しにとっても最適!食べ歩きの候補のひとつとしてチェックしてみてください。
808 Monsmare
箱根 暁庵 (あかつきあん)
山小屋のような素朴な外観の「箱根 暁庵」。箱根の澄んだ水で打った本格蕎麦のお店です。湯場滝通りを道なりに20分ほど歩いたところにありますが、道沿いの自然を堪能しながら歩けば、あっという間に着いてしまいます。隣には国登録有形文化財に指定された暁亭もあり、明治時代の日本家屋でお食事を楽しむことができます。
定番の蕎麦メニューはもちろん、季節限定の蕎麦・天ぷらなど四季折々の味を楽しめます。BGMは川の流れる音や風の音、そのなかで食べる蕎麦は特別な一品です。店内中央に囲炉裏があり、古きよき日本の良さを感じることができます。わびさびを感じながら食べる蕎麦の味わいは、また格別なものです。
休日には並んでいる時もあるようなので、確実に行きたい場合は予約などをしてみてくださいね。
箱根 暁庵
まとめ
今回は箱根湯本にある裏路地や商店街の通りから少し離れた名店を紹介しました。メインの通りや定番の場所に訪れるのも楽しいですが、路地裏にこそ、こだわり抜かれたお店や、そこでしか味わえない特別な時間を感じ取れる場所があります。
少しいつもと違った日常を感じたい時には、路地裏での新しい発見にチャレンジしてみてはいかがですか?